SUPER TAIKYU

RACES ARCHIVE 2015

REPORT

決勝レポート

今季最終戦はGTNET ADVAN C-WEST GT-Rが総合優勝を飾る

 スーパー耐久最終戦の決勝レースが鈴鹿サーキットで10月25日に開催され、実に3回もセーフティカーが入る波乱の展開になっていた。総合優勝を飾ったのは、#1 GTNET ADVAN C-WEST GT-Rを駆るGAMISAN/星野一樹/吉田広樹組。昨年のチャンピオンチームが、最後に意地を見せることとなった。また、最終戦まで持ち越したタイトルは、ST-3クラスは#15 岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34の長島正明/田中徹/田中哲也組が、そしてST-4クラスは#52 埼玉トヨペットGreenBrave 86の番場琢/服部尚貴/平沼貴之組が獲得した。

目まぐるしく入れ替わったST-Xクラスのトップ

 秋晴れの鈴鹿サーキットのグリッドには、無念のリタイアを喫してしまった4台を除く、46台のマシンが並んでいた。3時間レースのスタートを、そつなく決めたのはジェントルマンドライバーとして最速タイムを記し、ポールポジションを獲得した#8 ARN AMG SLS GT3の永井宏明だった。しかし、そのまま逃げることはライバルが許してくれず、#24 スリーボンド日産自動車大学校GT-Rの高星明誠がピタリと背後に。3周目の1コーナーで高星は、永井にロックオン。インを刺してトップに浮上する。次の周には、1コーナーで#1 GTNET ADVAN C-WEST GT-Rの星野一樹に、そして2コーナーで#5 MACH MAKERS GT-Rの青木孝行に、相次いで永井はかわされてしまう。

 早々と独走態勢に持ち込むかと思われていた高星ながら、なんと5周目に左リヤのタイヤがバースト! ピットに戻ってタイヤを交換し、なんとかライバルと同一周回で復帰したものの、15周目に再び左リヤのタイヤがバーストし、今度はフェンダーにまでダメージを負ってしまう。その際に130Rでデブリが散乱したため、17周目から5周に渡ってセーフティカーが。このタイミングを利用して、多くのマシンがピットに滑り込んでくる。

 高星の後退後、トップに立っていたのはもちろん星野。青木を引き離し、約15秒のリードを築いていたのが、一挙に水の泡となってしまう。しかも、19周目にはGAMISANと交代するも、同じ周にHIROMASA NISHIDAから片岡龍也に代わっていた、#16 REAF REAL ESTATE KiiVA BMWにSC明けから間もない21周目に逆転を許すことに。

 ST-4クラスに多重クラッシュがあり、20周目から再びSCが入り、その間に最初のドライバー交代を全車が済ますと、片岡がトップに浮上する。これに続くことになったのは、#5 MACH MAKERS GT-Rの白井剛だったが、SCラン中にも関わらず駆動系のトラブルに見舞われ、28周目にリタイア。29周目にバトル再開となるも、両者の間には大量のバックマーカーが存在していたため、リスタートを片岡が決めたのに対し、GAMISANは満足に加速さえ許されず。その後も徐々に遅れを取る羽目となる。

 44周目に#1 GTNET ADVAN C-WEST GT-Rは吉田広樹に、そして#16 REAF REAL ESTATE KiiVA BMWは阿部翼に代わるも、間隔は広がったまま。そんな中、57周目にヘアピン立ち上がりで、またも激しい多重クラッシュが。これで三度目のSCランが行われることに。今度は吉田が阿部に急接近。約40秒の差が約5秒に詰まったばかりか、間のバックマーカーはわずか4台。63周目のリスタート後は、グイグイ迫っていった吉田。そして、ゴールまであと5分となった70周目に逆転を果たし、昨年のチャンピオンチームがここまで5戦の苦悩を一気に晴らすこととなった。

 3位は#3 ENDLESS ADVAN BMWのYUKE TANIGUCHI/峰尾恭輔/元嶋佑弥組が獲得。前回でチャンピオンを決めたものの、有終の美は飾れず。それでも表彰台に立って、溜飲を下げていた。4位は#10 Adenau SLS GT3のフィリップ・デベサ/マイケル・グリーン/密山祥吾組で、#8 ARN AMG SLS GT3の永井/佐々木孝太/佐藤敦組は、序盤に見舞われたミッショントラブルから挽回して5位を獲得していた。

DAMD MOTUL ED WRX STIがST-2クラスで5連勝!

 ST-2クラスは、まさに#59 DAMD MOTUL ED WRX STIを駆る、大澤学/松田晃司/吉田寿博組の完全勝利となっていた。2回目のSCランを終えても、朝倉貴志がスタートから走り続けていた#31 HASEPRO RACING LANCER EVOLUTION Xの先行を許しはしたが、33周目に松田が逆転。そこから先に、もはや敵は存在しなかった。全戦で予選トップ、そして第2戦からの5連勝で、シーズンを締めくくることとなった。

 2位を獲得したのは、#20 RSオガワADVANランサーの下垣和也/松本武士/近藤説秀組だった。今回からマシンをエボXにスイッチ、予選こそクラス最下位に甘んじたものの、じわりじわりと追い上げを敢行。60周目に#6 新菱オートDIXCELエボXの冨桝朋広/菊地靖/大橋正澄組を逆転していた。

SARD Racing RC350が初優勝、岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34が王座を獲得!

 ST-3クラスのトップ争いは、いきなり熾烈を極めた。スタートでトップに立ったのは、ポイントリーダーで#34 asset ingsテクノRC350を駆る佐々木雅弘ながら、2周目には#38 ムータレーシングTWS IS350の阪口良平が逆転。これに#39 SARD Racing RC350の片山義章が続き、やや離れて#15 岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34の田中徹が4番手に。

 このうち、最初にハプニングに遭遇したのが田中徹だった。#24 スリーボンド日産自動車大学校GT-Rの二度目のバーストが、目の前だったからたまらない。デブリを大量に浴びたこともあって、16周目に緊急ピットイン。その直後に最初のSCランが行われたため、上位陣から大きな遅れを取ってしまう。これでタイトル争いに暗雲が立ちこめたものの、なんと前嶋秀司に代わったばかりの#34 asset ingsテクノRC350が、ST-4クラスの車両を巻き込み、SC欄明けの20周目に1コーナーでコースアウトして復帰ならず。これで立場は一転、#15 岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34は5位に入ればいいことに。

 結論から言えば、その後の田中哲也、長島正明のリレーも完璧に、#15 岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34はしっかり挽回。3位でのフィニッシュを果たし、大逆転でチャンピオンを獲得することとなった。

 一方、#39 SARD Racing RC350は最初のSCランで片山から柴田優作に代わったのに対し、#38 ムータレーシングTWS IS350は阪口から植田正幸への交代を2回目のSCランで行ったことが裏目に出て、ピットでの逆転を許すことに。そして44周目には平手晃平に代わった、#39 SARD Racing RC350はその後も難なく逃げ切りを果たし、嬉しい初優勝を飾ることとなった。

ラスト20分で魅せた、ST-4クラスの壮絶なタイトル争い!

 ST-4クラスの予選トップ、#52 埼玉トヨペットGreenBrave 86の番場琢が先頭を走れたのは2周目まで。#95 孚海國際×SPOON S2000の松井猛敏がトップに立ち、さらに3周目には#40 TRACYSPORTS ings SSR S2000の藤田竜樹も間に割って入り、しばらくはそのポジションをキープし合っていた。


 展開が最初に動いたのが二度目のSCランの原因となった、22周目だ。130Rでコントロールを失った#95 孚海國際×SPOON S2000の黒澤琢弥に、#86 TOYOTA Team TOM’S SPIRIT 86の松井孝允が激突。両車は大破し、これでタイトル候補の6チームのうち2チームが戦線離脱を余儀なくされる。そのSCラン中に、番場と代わった#52 埼玉トヨペットGreenBrave 86の平沼貴之は、アウト〜インの1周だけ行って残りを服部尚貴に託すことに。これが吉と出るか、凶と出るか。中盤にはトップに立ち、作戦は大成功かと思われた。

 しかし、そこに迫ってきたのが、# 13 ENDLESS ADVAN 86の山内英輝だった。村田信博がスタートを切り、そして助っ人として起用した小河諒をSCランの合間のみ走らせる、贅沢作戦が実を結んだ格好だ。ラスト20分の服部と山内によるトップ争いは、もはや死闘と呼べるレベル。時に接触もあったが、あまりの激しさに城内の視線が釘づけに。それゆえ、#93 TAKUMI×UEMATSU×SKR S2000の植松忠雄が、さりげなく64周目にトップに浮上。服部と山内には、もはや眼中になかった。自分たちのどちらか先にゴールした方に、栄冠が輝くのだから。そして、辛くも服部が逃げ切りに成功。#52 埼玉トヨペットGreenBrave 86がチャンピオンを獲得した。

ST-5クラスでは#69 BRP★J’S RACINGフィットが有終の美を飾る

 最も早くST-5クラスのチャンピオンを決めて、前回の岡山で凱旋を果たしていた、#69 BRP★J’S RACINGフィットの大野尊久/梅本淳一/赤星陽太郎組。だが、今回はスタートで#2 ホンダカーズ野崎with CUSCO & BOMEX FITの山田英二の先行を許したばかりか、赤星がピットを離れる際に赤信号を無視してしまうハプニングが。10秒ストップのペナルティを科せられ、さすがに万事休す化と思われた。ところが、#2 ホンダカーズ野崎with CUSCO & BOMEX FITにも接触があって、ドライビングスルーペナルティが。

 終盤には梅本が激走。自身の予選タイムも上回って周回を重ね、43周目にはトップに返り咲く。その様子は、大野が「梅本劇場」と讃えたほど。3位は#17 DXLアラゴスタNOPROデミオSKY-Dが獲得。ディーゼルエンジンを使用して、初めての表彰台に立った。

ST-Xクラス優勝 #1 GTNET ADVAN C-WEST GT-R

星野一樹

「チャンピオンとして今年やってきたんですけど、いろいろ勝てるレースも落としたし、恥ずかしいレースもしてきたので、本当に悔しかったんです。最終戦は本当にもう、みんなで『なんとか有終の美を飾って、来年につなげるレースをしよう』ってチームみんなで言っていたから、こうやって優勝できて、本当に良かったです。実際に僕だけじゃなく、みんなが来年につながるいいレースができたかな、と思います。大きなミスもなかったし、今日は笑って、明日から来年に向けて、またチャンピオン奪還に向けて頑張っていきたいと思います」

GAMISAN

「いや〜、本当にやっと勝てたって感じですね。本当にそれに尽きます。本当はもっと、みんなに楽させてあげなきゃいけないんですが、僕の時のSCは前にクルマがいっぱいいたんで、かなり厳しかったですね。でも、吉田選手の時は一気に差を詰められて、そのおかげで勝つこともできました。まぁ、いろいろありますね、レースは」

吉田広樹

「ただこのレースウィーク始まって、『最後は絶対優勝しよう』って話し合って、チームも壊れないクルマを作ってくれましたし、一樹さんも乗りやすいクルマを作って、GAMISANが予選で速いタイムで走ってくれたので、3番手からのスタートになって。僕自身、最後のSC明けが勝負だなと思って、そこでクリアなタイミングで走れたんで、逆転することもできました。自分もずっとレースやってきたからには、頑張ってどうにかできると思っていたんで、それを形にできて良かったな、いう感じでした」

ST-2クラス優勝 #59 DAMD MOTUL ED WRX STI

大澤学

「私のスティントで2回もSCが入って、1回目は(#38 ムータレーシングTWS IS350の阪口(良平)さんとの差を詰められて良かったんですが、2回目はけっこういい感じでバトルできていたから、逆水を差された感じで、残念でした。でも、ちょっとタイヤのライフが厳しくて、SCに助けられたってところもありました。結果オーライで、優勝できて良かったです」

松田晃司

「タイヤをセーブしながら、『このタイムで満足?』ってピットと、常にコミュニケーションしながらやっていました。実際には一気に何か広がっちゃうこともあるから、けっこう気が抜けなかったですね。なんか、すんなり気持ち良く走りたいんですけど、毎回何かあるんですよね。でも、終わりを勝って締められたので、良かったです」

吉田寿博

「今回もリハビリさせてもらって、だいぶ良くなってきたんですけど、本当にチームに感謝していますよ、どんどん良くなっていくんで。本当に最後に勝って締めたいというのがあったんで、勝てて良かった。今年は、本当にチームの強さが出た結果だと思いますね。来年は本当に万全の形で、戦いたいと思います」

ST-3クラス優勝 #39 SARD Racing RC350

柴田優作

「レースコントロールが完璧で、それに対してクルマも完璧だったんで、普通に作戦を遂行したみたいな感じで。うまくいきました。勝てる時は、こんなもんなんですかね(笑)。気持ちよく、ポール・トゥ・フィニッシュで終われて本当に良かったです。いつも応援してくれる方々に、本当にありがとうございますと言いたいです」

平手晃平

「最終戦でポール・トゥ・ウィンを飾れて、本当に良かったです。今回はSCが入ったり、荒れるレースだったんですけど、僕らには本当に何事もなく、ミスもなく。作戦どおりにもはまったので、何事にも翻弄されず、ただ淡々と自分たちの持っている力を発揮しての勝利だったので、ものすごくすっきりシーズンを終えられました。優勝という形で終われたので、みんなにすごく感謝しています」

片山義章

「スーパー耐久では初優勝です。スタートから、意外と冷静に走れて、何事もなく、自分の役割を果たしたという感じですね。見守っている時の心境は、ベテランのふたりなので、僕的にはまかせられる、頼りになる、安心できる方々なので、僕が3位で帰って来た時にはもう、勝ったと思いました」

ST-3クラス3位(シリーズチャンピオン)#15 岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34

長島正明

「本当に久々のチャンピオンですね〜。僕は大したこと、なんにもしていないんだけど、まわりのドライバー、哲ちゃん(田中哲也)と(田中)徹に助けてもらってね。特に急成長の徹、哲ちゃんのプロフェッショナルな指導でね、本当に頑張ってくれました。あと、スタッフもみんな良かった。本当にそうだよね、だからチャンピオンって言っても、『ン』ぐらい。そのぐらいしか僕はやっていないと思うけど、みんなの力で獲れたっていうのが、ありがたいですね」

田中徹

「チャンピオンは初めてです。ぎりぎりのところまでいったんですけど、一回。4年ぐらい前、僕のミスで取りこぼして以来のチャンピオン争いでした。かなり難しい展開だったと思います。最初のSCランの前、GT-R(#24 スリーボンド日産自動車大学校GT-R)がバーストした時に、まともに破片食らって、そのまますぐピットインしちゃったんです。それで出てきた時には、SCより早く入っちゃったから、最後尾ぐらいまで行っちゃって。最後尾からどうなるのか、ってところにSC、SCっていい方向に来ているな、と。棚ボタのようなチャンピオンなんですけど、正直言って実感はまだ沸いてきません」

田中哲也

「獲れる時に取れたっていうのは、大きいですね、今日、始まってどうなるかと思いましたけど、確実に走れてチャンピオン獲れたっていうのは、すごく大きいことだと思います。とにかく勝って決められたら最高ですけど、チャンピオンという形っていうのは絶対に必要だし、今日なんかSCとかすごくいろんなことがありましたけど、チームのプレイなので、やっぱりすごく良かったです。個人的に言うと、ST-1クラスであんだけチャンピオン獲らしてもらったのに、ST-3クラスでは全然獲れてなかったから……。ST-3クラスっていうのは、プロも多いし、ものすごくレベル高いクラスなので、ST-1クラスに参加していた時よりライバルが多いので、非常に楽しかったし、本当にチーム、すべての人に感謝です」

ST-4クラス優勝 #93 TAKUMI×UEMATSU×SKR S2000

植松忠雄

「スーパーミラクルでしたね、一生分のミラクルを使い切ってしまったんじゃないかと(笑)。最初のSC出た時に、9番手まで落ちたんですよ、もうダメだなと思ったぐらいだったのに、太田(侑弥)さんがあれよあれよという間に追い上げてきてくれて。最後の極めつけは3回目のSCが入った時に、ウチは燃料がもう2周しか保たなかったんです。用意して代わる予定だったのにSCって、これもスーパーミラクルだなって。で、入った時には3番手にいて、前の2台は速かったんで、全然追いつかないだろうな、と思ったんですが、前でバトルしてくれたおかげで見えてきて、あれあれ……って。ここでもミラクルがあって、何回ミラクルがあったんでしょう(笑)。本当にこの5戦、勝てずに来たので、最後に勝てて良かったです」

太田侑弥

「なんかよく分からないレースでしたね(苦笑)。自分なりにはけっこう良かったですよ、プッシュもできたし。優勝は久々ですし、本当に嬉しいです」

鈴木陽

「レース中盤は、1回目のSCでちょっとドロップしちゃったんで、うまくいかないレースかなと思ったんですが、2回目、3回目のSCでけっこう挽回できたんで、最後は2台がチャンピオンを争っていたんで、植松さんが後ろから追い上げて、うまいことかわせたんで。SKRは、93号車は昨年の最終戦以来、今年はいろいろトラブルもあって、結果は出ていなかったんですが、なんとか最後に勝てて良かったです。僕自身は四輪レースの初表彰台が、初優勝なんです」

ST-4クラス2位(シリーズチャンピオン) #52 埼玉トヨペットGreenBrave 86

番場琢

「いや〜、今年でいちばん疲れたレースでしたね、最後の20周は。走っていた時は、そんなに疲れなかったんですよ、今回涼しかったし。クルマも速さはあったんで、とにかくミスなく、ちゃんと走り切ろう、そうすれば獲れるだろうというところでスタートしていたんで、そこは平気だったんですが、まさかあんなにSCが出るとは思わなかったし、まさか最後、あんなにガチになるとは思わなかったんで。まぁ、疲れましたね。でも、寿一さんから言われたんですけど、あれを味わえる環境にいることは、そう滅多にないこと。1年戦ってきて、良かったと思います」

服部尚貴

「ホント、ある意味、レースは前にいた方が強いねって。それまでの流れで、最後のSCの明けの時、前にいて、ライバルが同じクルマ。けど、速いところ、遅いところが違って、すごく大変だったけど、お互いムカッとは来ていると思うけど、レースだからね、行かすわけにはいかないし、向こうも絶対に抜かなきゃいけないし。そういう意味では、見せられたんじゃないかと思うけど、本当に良かったです。ちょうど30周年なんですよ、レースやって。そういう意味では節目に、S耐のタイトル。ちゃんと結果残せたし、そういう意味では、いい1年でした」

平沼貴之

「チャンピオンっていうか、走って2年目なんで、そういう意味では皆さんのおかげで、この舞台に上げてもらった感じですね。今は、『う〜ん、来年どうしよう』って感じですね。今日はルーティンどおりではなかった、スケジュールどおりではなかったのに、合わせるのがもうちょっとだったかもしれませんね。でも運を味方に、天がうまく味方してくれたんで。1800人の社員が、これで元気になりますよね。それと21万人のお客さんが我々のまわりにはいるんで、その方々も一緒になって喜んでくれていると思うんですよ!」

ST-5クラス優勝 #69 BRP★J’S RACINGフィット

大野尊久

「もう、抜かさせる時とかミスしたりして、ちょっと遅れては取り戻して、最終的には抜けたんですけどね。その後にいろいろあったんですが、『梅本劇場』で今回は終わりまして、最後も勝てましたんで、これがチームの強さかな、と思います。もう、本当に涙、出ました。本当に嬉しいです、鈴鹿ではなかなか勝てませんでしたたからね!」

梅本淳一

「鈴鹿は力、入り過ぎてしまうから。空気パンパンになるし、地元なんでどうしても。無理して、あんまり歯車が嚙み合わないんですよ。でも、今回は予選の後に言っていたように、全部取りにいくぞ、っていう大きな目標に向かっていっていたんです。でも、途中でヤバかったんですよ、赤信号無視で10秒止められて、最下位まで落ちて。トップまで110秒差! どないすんねん、みたいになって。『死ぬ気で行って!』って言われて。地元で勝てて、ホッとした。これで強いところを証明できました」

赤星陽太郎

「僕のミスで、みんなに迷惑かけてしまったんですが、梅本選手がしっかり巻き返してくれて、感謝、感謝です。まだ沈んでいるんですけど、勝ったからいいですよね?」

 

(はた☆なおゆき)

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