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REPORT

Gr-2 予選レポート

ENDLESS ADVAN 86が初めて最前列からのスタートに!

 スポーツランドSUGOが舞台のスーパー耐久シリーズ第2戦は、2グループに決勝を分けて開催することとなった。その決勝に先駆けて5月14日(土)に行われた予選では、#13 ENDLESS ADVAN 86を駆る、村田信博/小河諒/元嶋佑弥組がグループ2のポールポジションを獲得。そして、グループ1では#24 スリーボンド日産自動車大学校GT-Rを駆る、内田優大/藤井誠暢/平峰一貴組がポールポジションを獲得している。

村上モータースMAZDAロードスターNDが、デビュー2戦目にしてトップを奪う

 通常ならば予選は、Aドライバーのセッションをまずグループ2から始め、連続でグループ1の走行となり、インターバルを挟んでBドライバーのセッションを同じように行っていくが、今回はグループごとに行われ、15分間の計測は一緒でもAドライバー、Bドライバー、そしてCドライバーのセッションが10分間の間隔を置いて、連続することとなった。

 グループ2の予選開始は8時。上空には青空が広がり、まさに絶好のアタック日和となっていた。ところが始まって間もなく赤旗が。SPコーナーで転倒した車両があったためだ。9分間の中断の後、計測は2分間延長されることになったが、アタックのチャンスは実質5分間のみということ。走れて3周といったところか。

 そんな過酷な状況の中、ピットが1コーナーに近く、早々とコースインできたのも功を奏しているのだろう。Aドライバーのセッションでトップタイム、1分33秒062をマークしたのは、#55 SunOasisネッツトヨタ東埼玉86のたしろじゅんだった。これに#58 ウィンマックステインワコーズDC5☆KRPの小林康一が33秒355で、#86 TOYOTA Team TOM’S SPIRIT の松井孝允が32秒369で続いていく。以下、#27 D’station FINA BRZの伊橋勲、#117 W.S.ENGINEERING S2000 TAIKENの太田侑弥、#13 ENDLESS ADVAN 86の村田信博という順に。

 一方、ST-5クラスでは、#88 村上モータースMAZDAロードスターNDを駆る村上博幸がトップ。しかも唯一1分39秒台の壁を破る1分38秒547をマークする。2番手は初登場の#92 ホンダカーズ桶川・VBOX・セキショウFITの遠藤光博ながら、39秒537とあって1秒も差をつけられていた。そして3番手は#69 BRP★J’S RACINGホンダカーズ浜松北みきゃんFITの大野尊久で、39秒617をマーク。他を圧するロードスターの速さに、パドックも騒然……。

 そしてBドライバーのセッションでは、まず#216 ニールレーシングwithセイコーSSR亜衣86の山谷直樹が1分33秒252でトップに立つも、すぐに#13 ENDLESS ADVAN 86の小河諒が33秒179をマークして逆転。その後はタイムを詰めてくるドライバーはいても、このふたりを上回ることができず。3番手は#86 TOYOTA Team TOM’S SPIRIT 86の井口卓人で33秒573、以下#27 D’station FINA BRZのYUUKI、#58 ウィンマックステインワコーズDC5☆KRPの塩谷烈州、#95 SPOONリジカラS2000の中島保典の順で続いた。

 その結果、合算タイムでは#86 TOYOTA Team TOM’S SPIRITをコンマ060秒差で抑えて、#13 ENDLESS ADVAN 86がポールポジションを獲得。今季初めて……というより、本当に初めての最前列から決勝レースに挑むこととなった。3番手は#58 ウィンマックステインワコーズDC5☆KRPで、4番手は#55 SunOasisネッツトヨタ東埼玉86、5番手は#27 D’station FINA BRZ、そして6番手は#216 ニールレーシングwithセイコーSSR亜衣86が獲得。

 ST-5クラスでは、#88 村上モータースMAZDAロードスターNDの筒井克彦も、39秒517をマークしてトップに立った結果、デビュー2戦目にして予選最上位を得ることになった。2番手もまた#92 ホンダカーズ桶川・VBOX・セキショウFITの桝本隆介で、合算タイムでも2番手に。注目された3番手ながら、このセッションでは#4 THE BRIDE FITの見並秀文が、#69 BRP★J’S RACINGホンダカーズ浜松北みきゃんFITの梅本淳一を上回ったものの、合算タイムでは順番を入れ替えることとなった。

グループ2ポールポジション(ST-4クラストップ)#13 ENDLESS ADVAN 86

村田信博

「赤旗があったので延長があるかな、とちょっと考えていったんですけど、全然ダメで。短い時間に行くしかなかったので、しっかり間合いとったつもりでしたけど、せめて1周だけでもうまく決めたかったんですけどね。でも、諒がいいアタックをしてくれたので、なんとかね(笑)。去年に引き続き、前回に引き続き頑張っていきたいと思います」

小河諒

「ちょっと悔いの残るアタック。クルマはすごくいいし、僕的には場所取りもうまくいったんで、アタックはいいところでできたんですが、ドライビング的にはクルマの力を100%引き出せなかったのがすごく悔しいですね。ただ、Aドライバー予選で赤旗が出て、すごく難しい状態だったのに、村田さんがどういうフィーリングだったかコメントしてくれたので、そういうところはすごく感謝しています。レースは午後3時間なので、チーム一丸となって連勝できたらいいな、と思います」

ST-5クラストップ #88 村上モータースMAZDAロードスターND

村上博幸

「タイヤの温まりは早いクルマで、クリアラップも僕らだけ取れましたので、すごくラッキーでした。正直、まだまだ新型車なので、信頼性とかすごく薄い状態なんですよ。このコースに対しては特性が合っているので、タイムは出るとは思うんですが、ミッションとか昨日もトラブっていますし、そのへんだけ慎重に走って、まずは完走して順位をつけたいと思っています。皆さんの応援もすごくありますので、ぜひロードスターで表彰台に上がって、喜んでいただきたいと思います」

筒井克彦

「まぁ、行けるかなと思っていました。あんまりクリアは取れませんでしたが、38秒の後半は行きたかった。それでも予想どおりで。決勝は直線が遅い分、絡むとFF勢にやられちゃうんで、その分を何とか! ST-4クラスと絡むとどうなるか分かりませんが、単独で走れば速いのは分かっているので、絡んできた時にうまく対応できれば、十分勝つチャンスはあると思います」

 

(はた☆なおゆき)

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