SUPER TAIKYU

RACES ARCHIVE 2014

REPORT

決勝レポート Group.1 (ST-X / ST-1 / ST-2 / ST-3)

GTNET ADVAN NISSAN GT-Rが大激戦の末に、2連勝を飾る

 鈴鹿サーキットを舞台とするスーパー耐久シリーズ第5戦はグループをふたつに分けて開催され、ST-X、ST-1、ST-2、ST-3クラスによるグループ1の決勝レースが、10月26日(日)に行われた。140分間をいかに使うか、クラスごと、チームごとに分かれたこともあり、レースは予想以上に白熱。トップでチェッカーを受けたのは、#81 GTNET ADVAN NISSAN GT-Rの星野一樹/尾本直史/青木孝行組で、2連勝を飾ってランキングのトップも死守することとなった。

先輩の気迫に負けた? スリーボンド日産自動車大学校GT-Rはトップ死守ならず

 91年以来となる2レース開催、最初のグループ2(ST-4、ST-5クラス)決勝レースは随所で激しいバトルが繰り広げられ、大いに盛り上がりを見せることになった。後方から速い車両に抜かれる、譲るリスクが極端に減ったことでドライバーからは、このレーススタイルは好評。グループ1では抜いて行くリスクも減ることで、引き続き見応えのあるレースとなることが期待された。

決勝レポート Group.2 (ST-4 / ST-5)

GAZOO Racing SPIRIT 86が、ホンダの聖地で今季初優勝!

 スーパー耐久シリーズ第5戦は鈴鹿サーキットを舞台に、今年もWTCCことFIA世界ツーリングカー選手権と併せて行われた。今回は予選を行わず、第4戦までのランキング順にグリッドが決まり、6クラスをふたつに分けて140分間で争われることに。まずは10月25日(土)にグループ2(ST-4クラス、ST-5クラス)による決勝レースが行われ、総合優勝を#86 GAZOO Racing SPIRIT 86の蒲生尚弥/井口卓人/松井孝允組が獲得。ST-5クラスでは、#95 SPOON FIT3の松井猛敏/中島保典/荒聖治組が優勝を飾っている。

目まぐるしく入れ替わったST-4クラスのトップ

 金曜日には専有走行が3セッション、1時間ずつ行われたが、今回は予選がないためか、ことさら速さを追求した感が薄く、逆に言えば決勝レースに向けたセッティングを詰めていたようだ。さらに土曜日の8時10分からも30分間のフリー走行が行われ、ここでトップタイムを記したのは、#93 SKR ENGINEERING S2000の吉本晶哉/太田侑弥組。2分22秒655を記して、これにランキングトップで、#41 UEMATSU×TRACY SPORTS ings S2000の植松忠雄/藤田竜樹/寺西玲央組が22秒690、0秒035という僅差で続いていた。

第5戦プレビュー

初の試みじゃない、耐久2レース開催

土曜日と日曜日に140分レースを2クラスに分けて開催

 鈴鹿サーキットを舞台とするスーパー耐久は、シリーズ第5戦として今年もWTCCこと世界ツーリングカー選手権と併せて開催される。そのため、ピット数に制約があることから、昨年は40分のスプリントを3レース開催。これもまた新しいスタイルと言えるが、140分の耐久に戻されることになった。数チームでピットをシェアするのは昨年同様ながら、6クラスをふたつに分けて土曜日にST-4クラスとST-5クラスの決勝を、そして日曜日にそれ以外のクラスの決勝を行うのだ。

 実はこのレーススタイル、初めてではない。91年の4月に一度だけ、仙台ハイランドでクラス1とクラス2、そしてクラス3とクラス4を分けて、それぞれ300kmレースとして行われている。当時は今以上にエントリーが多く、予選落ちさえ出た時代。中にはコンソレーションを設けた大会もあったが、全車を同じ条件で走らせようと、こういうレーススタイルにしたのは間違いない。ちなみにこの大会のエントリーは28台、32台。スカイラインGT-Rだけで14台を占めた、まだN1耐久ラウンドシリーズだった、その初年度だ。

  • YOKOHAMA
  • D'STATION
  • Y's distraction
  • MAZDA
  • ENDLESS
  • GTNET
  • WORK
  • CUSCO
  • 日産・自動車大学校
  • 王子サーモン
  • フクダ電子
  • 株式会社大和ラヂエーター製作所
  • Swisstrax
  • NAPAC
  • GAZOO Racing
  • NISMO
  • BRIDE
  • swift
  • enable
  • vivaC
  • TECHNO FIRST
  • ings
  • Super Taikyu SERIES.
  • S.T.O
  • Super Taikyu SERIES.