SUPER TAIKYU

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REPORT

決勝レポート

ENDLESS ADVAN GT-Rが、雨の鈴鹿を逆転で優勝を飾る!

 スーパー耐久シリーズ第3戦が、鈴鹿サーキットを舞台に6月11〜12日に行われ、序盤から本格的に降り出してきた雨によって、トップも目まぐるしく入れ替わった。最後に笑ったのは、#3 ENDLESS ADVAN GT-Rを駆る、YUKE TANIGUCHI/峰尾恭輔/山内英輝組。ディフェンディングチャンピオンとして、ついに意地を見せることとなった。また、ST-5クラスでは#17 DXLアラゴスタ・NOPROデミオSKY-Dを駆る、谷川達也/井尻薫/野上達也組が優勝。国内レースシリーズでディーゼルターボエンジン搭載車として、初めての優勝を飾った。

選ばれし、45台の精鋭による戦いながら、雨がレース展開を大きく左右……

 SUZUKA “S耐”サバイバルとして、初の試みである「セカンドチャンス100」を実施。ST-Xクラスの10台とST-1クラスの1台、さらにST-2〜5クラスの予選上位3台がグリッドの前方に並び、その後方には「セカンドチャンス100」を勝ち抜いてきた22台が。合計45台によって、4時間レースが競われることとなった。

 その最前列に並んだのは、2戦連続のポールポジション獲得となった、#24 スリーボンド日産自動車大学校GT-Rの内田優大/藤井誠暢/平峰一貴組で、脇に並んだのは#5Mach MAKERS GTNET GT-Rの白井剛/星野一樹/藤波清斗組。3番手には#3 ENDLESS ADVAN GT-RのYUKE TANIGUCHI/峰尾恭輔/元嶋佑弥がつけて、GT-R勢がまたしても上位を独占。そして、4番手には初登場の、#112 SATO-SS SLS AMG GT3 Rn-sの佐藤敦/山下亮生/久保宣夫組がつけることとなった。

セカンドチャンス100レポート

初実施のセカンドチャンス100で、最初にチェッカーを
岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34が受ける!

 スーパー耐久シリーズは、鈴鹿サーキットが舞台のシリーズ第3戦で初の試みとなる、「セカンドチャンス100」を実施。ST-XクラスとST-1クラスを除く、4クラスの予選4番手以下による、敗者復活戦を100分間に渡って行った。按分比例によってあらかじめ定められた順位以内でないと、決勝進出を許されぬハードな戦いを制したのは、#15 岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34を駆る、長島正明/田中徹/田中哲也組だった。

 予選が終わって4時間あまり。注目のセカンドチャンス100が行われた。そのスタート進行の開始と併せ、15分間のウォームアップが行われてCドライバーが走行。準備が整えられたところで、ST-Xクラスの10台とST-1クラスの1台、そしてST-2クラスからST-5クラスの予選上位3チームを除く、36台がスターティンググリッドに並べられた。決勝進出の条件は、ST-2クラスが1位のみ、ST-3クラスが3位まで、ST-4クラスが13位まで、そしてST-5クラスが5位までとされていた。

 スタートと同時に鋭いダッシュを決めたのは、#68 埼玉トヨペットGBマークX G’sの番場琢。フロントローに並んでいた#15 岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34の田中徹、#34 assetテクノZ34の前嶋秀司の間をすり抜けていき、オープニングラップのうちにトップに立つ。そのまま番場は逃げ続けていったが、10周目にセーフティカーが。ST-2クラスの車両が1〜2コーナーにオイルを激しく巻いてしまったためだ。

予選レポート

ポールポジションは、2戦連続でスリーボンド日産自動車大学校GT-Rが獲得!

 鈴鹿サーキットが舞台のスーパー耐久シリーズ第3戦は、SUZUKA ”S耐” サバイバルとして、初の試みとなる「セカンドチャンス100」と銘打たれた勝ち抜き戦を実施。それに先駆けて行われた予選では、#24 スリーボンド日産自動車大学校GT-Rを駆る、内田優大/藤井誠暢/平峰一貴組が2戦連続でポールポジションを獲得した。2番手は#5 Mach MAKERS GTNET GT-Rの白井剛/星野一樹/藤波清斗組が、そして3番手は#3 ENDLESS ADVAN GT-RのYUKE TANIGUCHI/峰尾恭輔/山内英輝組が獲得している。

 そして、ST-1クラスでは星野敏/荒聖治組の#777 D’station Porsche 991が難なく基準タイムをクリアしている。なお、ST-2クラスからST-5クラスで「セカンドチャンス100」の出走を免除された上位3チームは以下のとおり。(予選詳報は、また改めて)

第3戦プレビュー

セカンドチャンス100とナイトチェッカーが、一味違うS耐を演出する?

 25周年のスーパー耐久シリーズは、鈴鹿サーキットが舞台の第3戦で、新たなレースシステムを導入することとなった。その名もSUZUKA ”S耐” サバイバル! 予選と決勝の間に、セカンドチャンス100と銘打たれた、敗者復活戦が設けられることになったのだ。

16台が振り落とされる過酷な戦い

 通常は予選を行ってスターティンググリッドを決めるが、ST-2〜5クラスに関しては無条件に決勝進出を許されるのは、上位3チームのみ。4番手以下のチームは、セカンドチャンス100に出場しなくてはならないのだ。現状、エントリーは61台。このうちST-Xクラスの11台とST-1クラスの1台は、予選基準タイムをクリアすることを条件に決勝進出を許されるため、残る33台分のグリッドを49台で競うこととなる。

 按分比例による勝ち上がり台数は、ST-2クラスが1台、ST-3クラスが2台、ST-4クラスが13台、ST-5クラスが5台ということに。ただ、これが絶対というわけではない。もし、参加取り消しや、金曜日の専有走行でトラブルが生じてリタイアがあれば、勝ち上がり台数にも当然変更が。また、ST-XクラスとST-1クラスとて基準タイムクリアが条件だから、AドライバーかBドライバーのいずれかが出走できず、となれば、また変更されるからだ。

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